【JWST 系外惑星 TRAPPIST-1】初心でもわかるトラピスト1の見どころ特集【知識編】

ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、2022年夏からの本格始動に向けて、現在も準備が着々と進められていますが、この「TRAPPIST-1（トラピスト1）」は、重点観測対象として目標に定まった系外惑星の1つです。

トラピスト1は、2015年に最初に発見されて以来、2017年の大規模な観測調査を経て、現在までに７個もの地球型岩石惑星が発見されています。しかも、注目を集めているのは、３個もの惑星が生命居住可能区域「ハビタブルゾーン」に存在するという事実です。

ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、恒星スペクトル分析による惑星大気の組成をこれまでにない詳細さで観測する機能を持っています。その観測によって生命がいるのか？または、生命が存在していた痕跡があるのか？TRAPPIST-1の今後の発表が期待されます。

そんな、発表に先がけてTRAPPIST-1の基礎となる情報と特徴を簡素にまとめました。
今後の予習に是非ご活用ください！私も楽しみです！

📝目次📝（★＝おすすめ）
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0:00 今回のテーマ
0:45 TRAPPIST-1概要
1:26 特に注目される惑星
1:45 地球からの方角
2:10 名前の由来
3:17 特徴1公転軌道
3:48 ★特徴2軌道の大きさ
6:05 大規模観測の結果
6:50 ７つの岩石惑星
6:33 ★特徴3水の存在
8:38 ★特徴4生命の可能性
9:20 オゾンや磁場
9:40 ★最大フレアの発生
10:47 赤色矮星の可能性
11:24 天文学者の言葉

次回【探索編】もどうぞお楽しみに！

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📣割愛・こぼれ話📣
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▼TRAPPIST-1の世界規模調査がハンパなくヤバイ！
・ヨーロッパ南天天文台（ESO）ラ・シヤ天文台「TRAPPIST-South」望遠鏡
・パラナルにある超大型望遠鏡（VLT）
・スピッツァー赤外線宇宙望遠鏡（計500時間にわたる観測を実施）（2020年1月運用終了）
・ハッブル宇宙望遠鏡 Hubble Space Telescope（HST）惑星周辺の大気を検索するために使用。
・系外惑星探査衛星「ケプラー宇宙望遠鏡（Kepler）」延長ミッションである「K2ミッション」での合計79日間に及ぶTRAPPIST-1の観測。
・チリESO 超大型望遠鏡「HAWK-I」
・モロッコ「TRAPPIST-北」
・ハワイ 3.8メートル「UKIRT」
・カナリア諸島のラパルマ
　2メートル「リバプール」
　4.2メートル「ウィリアムハーシェル」望遠鏡
・南アフリカ　1メートル「SAAO」望遠鏡